ドミノピザ「サービス料」徴収も景表法違反で国激怒 現在は廃止

ドミノピザが5~7%のサービス料を徴収していたにも関わらずその表示が不十分であったとして、消費者庁が表示の是正を求める命令を出した。ドミノピザは真摯に反省としており、4月頃からサービス料の徴収は止めたようである。ネット上では「サービス料を取る事で半額の要件を満たさなくなるからでは」という解釈もなされている。消費者庁がこの手の命令で良く出している「本件表示は違法であった旨を消費者に周知徹底しろ」というのを守っていない事業者が多いが、ドミノは全文コピペで出していた点は大いに評価できる。
ピザが売れないこの時期に命令を出すあたり消費者庁も優しいというかもはや茶番としか言いようがなく、ドミノ側がマスコミ等にリリースを出す前にサービス料の徴収を止めたあたり、すなわち数ヶ月前に話が行っていて調査の過程で止めた可能性が高い。
ピザは季節によって売上が大きく変わり、そして電気代をかなり食うオーブンを保有していなければならず、そして半額が当たり前の価格競争が激しい業界なので経営が苦しいのは同情できる。しかし景表法は守らなければならない。サービス料という後付であれこれ足すのではなく堂々と商品本体代金を値上げするか、冬はともかくピザが売れない夏は営業時間を12-20時にする等、経費削減を徹底すればサービス料を追加しなくても済むはずであり、ルールを守って適正な競争が進む事を期待したい。