ファミマ、焼津駅に無人店舗開業 JRと連携し県内出店加速の衝撃

ファミマが、焼津駅にTTG無人店舗を出店した。TTGは元々JR東が拾ったもので焼津駅はJR東海の管轄であるが、東海管内にはベルマートキヨスクがあり他社コンビニは一切入れておらずファミマを入れたのはおそらく史上初の可能性が高い。その点で今回の出店はコンビニの歴史を塗り替える衝撃であると言えるだろう。駅構内なので駅0秒・改札外という最高の立地であり東海から声を掛けたと予想されるが「店舗バンバン出したい」と言われて本部も「えっ?」状態であるに違いない。経営に苦しむ個人や法人が多い中、さすが東海は金持ちというものである。営業時間は5-24時。

TTGの入店方法はいつも通りなので省略するが、ゲートが開くと入店できる。無人と言っても仕組みが無人なだけで店員は常駐するが、駅構内だけあって初日にしてはかなりの客数のように見えた。東海がファミマを受け入れた瞬間である。女子学生が「どういうお店なんですか?」と店員に聞いたり、男子学生がファミペイ登録する等、キヨスクではまず見られない光景が繰り広げられていた。静岡県民は自分に使うお金は節約すると言われているが、キヨスクはガラガラなのにこの無人店舗で買い物する客を見るとファミマを信頼しているのだろう。狭いと言っている人もいるが、通常店舗と比べると狭いがTTG店舗にしてはかなり広めで、都内の店舗並みの広さと品揃えを誇っている。

ベルマートキヨスクの弱みである中食や菓子等が綺麗に並んでいた。東海本体が経営しているのだとすると地域のために赤字覚悟、採算度外視で弁当等をガンガン発注していく可能性が高い。

最新式のセルフレジと統合しており、会計はいつも通り容姿認識で自動で行われるので商品を登録する必要はない。ただし不足していた場合等は手動で登録する必要がある。東京や首都圏で使われている無人決済がいきなり静岡に出てくるのは「未来ずら!」であるが、静岡でデータを取って10年後ぐらいには全てのキヨスクがファミマに置き換わる可能性も否定はできない。静岡県内の駅を降りるとまず目に入るのはファミマであり、静岡県民はファミマがお好みなのかもしれない。自分の”のぞみ”を主張する前に相手の「のぞみ」を叶えてあげるべきという点で県内に絞って出店加速というのは東海側の大人の事情があるものと推察されるが、プレスでも「JR東海沿線初」「静岡県内初」を謳っており、東海道本線静岡区間全駅出店が目標なのかもしれない。北海道・西・四国はセブンと契約、九州はファミマと契約しており、東海もファミマと契約を結び大規模出店を進めるべきである。そもそもファミマがJR東海というワードを出すのも史上初に近い訳で、新幹線という安定した収益源を持つ大企業との協業を進めていけばファミマ本部も安定した経営が可能になるだろう。興味のある人はぜひ行ってみてもらいたい。