経営の厳しいJR四国が年間28億確保する方法 鍵は瀬戸大橋?

JR四国はJR北海道と同列に語られるが、唯一の違いは瀬戸大橋線は黒字区間という事だ。朝夕時間帯は満員で乗れないぐらいであり、1日1.6万人が利用している。JR四国は全路線において運賃値上げを実施したが、瀬戸大橋区間を片道100円値上げすれば年間5.7億の収支改善が見込める。500円上げれば約28億である。競合の高速が片道2750円なので、片道2500円ぐらいまでの範囲であれば十分に鉄道の競争力を確保できると言えるだろう。橋には私鉄等の競合が存在しないのでいくらにしても反発は出づらいはずであり、もっと言えば瀬戸大橋の維持管理という名目であれば多くの人は受け入れるに違いない。会社自体も国の指導で経営の厳しい路線をどうするかという論調になりつつあるが、そうではなく黒字路線からさらに費用を徴収して赤字路線に投入して維持するという考えをすべきであろう。ネット上ではJR四国を維持するには香川県内の有力企業(四電・香川銀行・穴吹等)が助けるしかないという意見も根強い。

JR他社のように強引な営業はせず、私鉄路線が存在している場所にはそれに配慮した営業を行っているのが特徴であり、他社ではあまり見られない光景だ。駅構内では多種多様な列車をバンバン出すが、駅の外は控えめという事なのである。JRが本気を出せば巨大な駅ビルやマンションを作る事も可能なはずであるが、伊予鉄や琴電・とさでんに配慮して大規模な都市開発を控えてきた側面もあるのかもしれない。JR東のように大規模駅ビルをバンバン建てれば私鉄の経営に影響を及ぼすのは間違いない。先日商標登録があったといわれる「ORNE」をどう使うのかがポイントになるだろう。

こちらは隣にカフェがありながらも無料の自習スペースを設けている高知駅である。東の駅ビルがヒットしている理由はブランドとして売り込んでいるのも勿論だが、座らせない事に尽きる。座りたければ店舗でコーヒーでも買って座ってねという事だが、四国の場合はいくらでもタダで座れる場所があるのでどう売り込んでいくかが問われる事になる。
黒字路線には何もしないというのがJR四国の考え方のようであるが、黒字路線にも観光施策をバンバン打って増収施策を取るべきである。例えば臨時としてノンストップ列車、うどん列車等を投入すべきであり、高松駅で観光列車体験、あるいは香川県内の駅でものがたり列車の宣伝をしていないのも非常に勿体ないと感じる。高徳線・予讃線の高松発トロッコ列車も一つの方法だろう。国交省も税金投入したのに赤字だとして叩いている傾向が見られるが、JRの利益を上げたければ褒めて伸ばす方式・成功例はバンバン水平展開する方式を取るべきであり、愛媛や高知で磨いてきた観光ノウハウを香川・徳島に投入する時期が来たのかもしれない。