しなの鉄道脱線事故、原因は線路側?過度な三セク化は辞めるべき

しなの鉄道の駅構内において客を乗せていない回送列車が脱線した。営業列車ではなかったので乗っていたのは運転士のみであったが、事象が大きく会見が開かれるほどであった。1両目は通常で、2両目が脱線したというあたり、保線が甘かったのではないかと指摘する専門家も出てきている。鉄道において脱線というのはあってはならないが、何も無いのに急に脱線とか、西のように何も無いのに急にマンションに突っ込むと言ったような事故は叩かれる事になる。土佐くろしお鉄道の脱線は鉄道会社側に非は無く、単純に土砂が流れ込んできただけなのでネット民も擁護したのである。そして高知には秒速で運輸安全委員会が飛び込んだのに、何故か今回の件ではダンマリを決め込んでいる。
レールの幅や高さのズレを放置すると脱線が起きる訳で、日々の保線がいかに重要かと言う事を示しており、鉄道会社は保線コストをカットすべきでは無いと言えるだろう。民営化で利益が上がれば何でも良いというのは鉄道会社には当てはまらず、運賃収入は真っ先に保線に回すべきである。JRでも赤い会社は不動産に注力し保線コストカットに踏み切っているようであるが、特に四国はどんなに国が経営改善しろと叩いてきても安全予算は絶対にカットせず東海並みの保線レベルを実現しており、土佐くろしお鉄道でもそれは同様だ。日々築き上げたブランドやイメージが脱線という一言で全て吹き飛ぶ事は、ある意味鉄道事業者の脆弱性と言えるだろう。
しなの鉄道・青い森鉄道等は新幹線開業に伴いJR東が運営放棄した路線を運営している訳であるが、東の車両で運転したり相互乗り入れしたり実態としてはほぼJRのようなものである一方、小さな会社で保線まで手が回らないという事情も推察される。JRも三セク化した路線について経営が違うから知らんではなく定期的にメンテナンスする等、JR管理の本線ほどではないとしても定期的に面倒を見てあげる必要があると言えるだろう。