JR東海、空港新駅完全には否定せず?マスコミの切取報道に注意

JR東海社長が、リニア拒否の原因と言われている空港新駅について「既存の駅との距離が近いので難しい」というコメントをしていた。過去の社長は「作る意味は無い」というようなニュアンスで完全拒否していただけに、若干態度が柔らかくなったように見える。
掛川駅との距離は20km程度であるが、決して新幹線運営において不可能な距離ではない。それは東北新幹線を見れば明らかである。地域によって柔軟にその姿を変貌させているJR東は、小山~宇都宮(29km)、北上~新花巻(13km)というように観光需要を拾うために短距離であっても駅を建設してきたのが現実である。
ネット上で良く言われているのが静岡空港の客数で現在の搭乗客数も一日1000人前後と言われており、作ったとしても駅単体で見れば赤字になる可能性が高いだろう。迎え等の人達はこれにはカウントされない。ただし、非常時には大いに役立つ可能性が高い。静岡県側も客数が増える事には有難いが採算度外視であり緊急時のハブ空港としての役割を喧伝しているようであり空港のソファ等は寝れるように設計されている訳で、新幹線が静岡以東で輸送障害を起こした際にのぞみ等をここに止めて客を降ろし、空港のソファで寝泊まりしてもらえば良いのである。そこから臨時で高速バスでも出せば東京に運ぶ事は理屈上可能だろう。基本はこだまだけを止める運用で良いが、輸送障害時の物資や食料等を保管したり非常時にも使える駅という観点で見ればデメリットばかりでは無いのが現実で駅は多い方が緊急時に役立つ訳であり、前向きに検討すべき事項であると言えるだろう。