静岡は何故リニアに反対?水問題・環境問題は建前の可能性


東大等の偉い先生方が水問題や環境問題を議論されている中で角度を変えた主張になるかもしれないが、川勝知事はリニア建設に関して県内での工事許可を出していない。それには水問題や環境問題・生物保全・工事安全の解決が必要と言っているが、水問題については田代ダム案で概ね解決され協議入りを認める報道も出てきている。ネット上ではゴネて反対してるだけとかお邪魔虫とかルート変更だみたいな論も見られるが、3月に東海社長が電撃交代し、県知事の態度も柔らかくなった部分は大いに評価できる。アニメコラボが始まった時期からは更に柔らかくなったように見える。

偉い人が何度も議論してロジカルな文書を何度提示しても知事が拒否したという事は、理論的な理由で拒否しているのではなく気分に近い訳であり、ロジカルな文書を並び立てるやり方は間違っており、10年以上政府も東海もやり方を間違えていたが最近は急いで軌道修正に走っているようだ。



リニアの許可を出さない本心はJR東海を信用できない・現時点で許可に値する企業ではないからであり、なぜ東海を信用できないかというと観光産業で成り立つ県内に配慮した事業を展開していないからである。静岡県内の新幹線の待合座席は錆び等が目立ち、年間3000億の利益を出す企業とは思えないコストカットぶりである。静岡県民が買った新幹線の運賃を本社が吸い上げて素通りするリニアに投資しているとしたら静岡県民も良い思いはしないだろう。のぞみを県内に止めるのは難しいとしても、静岡県内の設備等の改善、富士山等を使った観光列車の運行、及び朝夕ラッシュがそこそこある東海道線でありながらもほぼ普通列車しか走らせない冷徹な運営を行っている部分はすぐに改善できるはずである。快速と特急を毎時1本動かして東海道線静岡区間の輸送を大幅に改善すべきである。富士山ビュー特急は平日でも満席なのに何故これと同じ事を東海がやらないのか摩訶不思議としか言いようが無い。赤字の四国でも観光列車はバンバン出していて莫大な黒字を計上する東海であればすぐにでも可能なはずであり、何なら建築士の資格を持つJR四国の凄腕社員に頼み込んで作ってもらえば良いのである。リニア技術は認めるが許可は出さないとか同じトンネル工事をやるにしてもネクスコは良いが東海はダメという点に答えがあり、県内活性化に資さない事業は許可しないのが静岡県の基本姿勢であり、仮にリニアが県内活性化につながる事を理屈上証明できないのであれば、静岡県内の運賃収入全額を投資するぐらいの規模で、それに代わる在来線あるいは新幹線を使った観光促進策等の事業を積極的に実施すべきであると言えるだろう。なぜだかよく分からないが静岡県は急に50%許可したとも言える訳で、残りの50%に向けて何が必要か東海自身が考えてそれを実行に移す事ができれば、県知事が全てを許可する日が来るのかもしれない。