徳島県知事「四国新幹線は岡山ルート」国に訴える基盤醸成

徳島県知事が、四国新幹線のルートについてこれまでの知事が掲げていた大阪経由ではなく岡山ルートを目指していくと明言した。理由として「JR四国の毎年100億近い赤字を早急に削減するには新幹線しかない」としており、一致団結して国に訴えていくと表明した。リニアの営業が先か、四国新幹線の営業が先かチキンレースの様相を醸し出してきている。リニアを引きたくてむずむずしているJR東海が四国に現物支援としてリニアを引きにこれば良いと思う所であるが、それはさておき、国が懸念している点を一個一個潰していく必要があるだろう。
1.人口が少ない
東北新幹線沿線と同程度であり、四国の方が観光資源は豊富である。博多・岡山・大阪等の周辺都市から四国へのアクセスが飛躍的に改善する。
2.ストロー現象が発生する
それを言うなら現在の飛行機や高速バスも同様であり、その中でも現在の人口を維持しているのは魅力を感じて住んでいる人がいるからであり、観光資源等に魅力を感じて旅行する人も多いからであろう。瀬戸大橋はおそらく速度制限が掛かる可能性が高く、本州に人口が吸い上げられる懸念は極めて少ない。
3.カネが掛かる
四国新幹線の建設は1~2兆と言われており、GOTO・旅行支援の予算が2兆円なのでそれと同程度であり、国がやる気になれば出せるのである。そしてそれは借金になったとしても客が乗ってくれれば運賃でペイする事が可能である。
県庁所在地間を結ぶいしづち・うずしお等は特急の中でも乗車率が高く、それは県庁所在地間の移動に需要がある事を示している。新幹線になれば料金をある程度高くしても乗ってくれる訳で、利益率も良くなり、それはすなわちJR四国の経営が改善する事を意味している。全国どこにでも新幹線があるという安心感を作る為にも四国に新幹線がないのは観光で全国から人を呼ぶためにも勿体ないと感じる所であり、国による早急な議論の進展を期待したい所である。