ちょっとグレーな内容かもしれませんが、安全運転のために知識として蓄えておくべき情報をお教えします。
公道を自動車で運転する上で、一番軽微かつ捕まりやすいのが速度違反。
平日昼間や土日などに集中的に監視され、俗称「ねずみ取り」といわれます。
一応警察も、鬼ではないので、これらの装置には特徴をつけており、事前にスピードを落とせるような予告をしています。
3年以上全国を運転して、ある程度見分け方が分かりましたので、書いておきます。
これらに注意して運転すれば、違反費用を納付せず節約になります。
(※仮に違反をきられても、書類にサインせず正式裁判すればほぼ不起訴になり罰金は無料となりますが、裁判所に出頭しないと逮捕など精神的な負担は大きい)
オービスを見分ける方法
1.道路上にカメラと白いボックス、中央に白い白線
道路上では、ナンバーを撮影するだけのものや、混雑状況を測るだけのもの、感知信号のための装置などいろいろな装置が設置されていて紛らわしいのですが、一番確定的なことは「カメラ・白いボックス」です。
3車線道路の場合、
○ □ ○ ○ といった感じです。
オービスは速度を測ってナンバーを撮影・伝送する必要があることから、大がかりな装置を設置しなければならず、さらに費用も高額なため、直線道路など違反が取りやすいところに設置されます。県道などにも設置されていることが多く、予告看板が無い場合もあります。
道路中央に5cmほどの横向き直線が引かれている場合はオービスです。これは、どの地点で違反したのかを証拠として明確に記録する必要があるためです。夜間は見分けにくいので、注意してください。
首都高などは道路上部に構造物を設置せず、側面から撮影する新しい機器も出てきています。この場合も、必ずカメラ・白いボックスや以下のパトランプがありますので確認してください。
2.パトランプ
オービスと思わしきものをみかけたら、その近くにパトランプがあるか探してください。あった場合、オービス確定となります。実際どのように挙動するのかは不明ですが、違反と思われる車両に警告するためのパトランプかと思われます。
3.「速度取締設置路線」
高速道路や高速道路と同じ規格で作られた国道などに見られます。具体的な文字やニュアンスは地域によって異なりますが、「速度取締」はオービスのことと思ってください。これは、この先にオービスがある事を示します。高速道路では、見分けがつきにくいので、必ず3回予告します。2回目の看板ではオービスっぽいものと併設、3回目の看板とオービスを併設するフェイント的な道路もあります。交通量の多い道路、県境等に多いです。
覆面を見分ける方法
ナンバーやアンテナで見分けるという情報もありますが、これらの情報は警察が対策しており、既に古いです。見た目は普通に市販されている車と変わらないと思った方が良いです。
1.2人乗車、青色制服
高速で犯人を追いかけることもあるその性質上、運転やその後の違反者との接触には危険が伴うため、万が一の危険を考え、2人乗車となっています。機動隊は、必ず青色の制服を着用します。普段青色の服を着て運転する人は少ないでしょうから、目立ちます。夜間はわかりづらいですが。
2.スモーク
違反者を後部座席に乗せる車でありプライバシーへの配慮が必要なため、後ろのガラスがスモークであると言われています。また、バックミラーが2つ付いている場合も怪しいです。
3.国産車(トヨタ車)
クラウン・マークX・カムリ等、トヨタ車が多いです。同じトヨタ車でもレクサスは使っていません。
4.アンテナが外を向いている
これらの車種だとシャークフィンアンテナが標準ですが、無線通信しやすいように普通の棒アンテナが外向きに付いています。車種によっては配線が見える事も。
5.県内ナンバー
警察は原則所轄の県内でしか取締しない為、県内ナンバーには注意です。例えば福島県で足立ナンバーのクラウンなら、覆面ではありません。
6.異常なほどキラキラしている
毎日洗車しているのか異常なほどキラキラしており、それだけでも周囲と比べて目立ちます。
7.スポーツカー(大体はクラウン)
違反者を追いかけるために、高速で馬力の出る車が使われます。よって、以下の車は対象外となります。
軽自動車は除外。レンタカーである事を示す「わ」ナンバーは除外、大型車、窓から芳香剤を下げている車や、ハンドルカバーをつけている車、ファミリーカーも除外。プリウスも除外。パッソなどのコンパクトカーも除外。ベンツなど外車はまずあり得ない。
8.白または灰色
白や灰色、黒色の車が多いです。赤や黄色など、派手な色の車は覆面ではありません。
9.車線の行き来を繰り返す
速度を正しく測定するため、違反者と同じ車線上で測定しないと検挙できないという定めがあります。(最近は並走測定もあり)なので、ターゲットを見定めるために車線の行き来を繰り返す場合があります。その場合は一旦左車線に戻り、これでもかというぐらい法定速度まで落として運転すること。一方、高速道路等で、追越車線がある場合にそれらしき車両が違反と思われる車両を追いかけない場合は、覆面ではないと判断できます。最近は速度が出てなくても走行車線に戻れるにも関わらず追越車線を2km以上連続して走行すると通行帯違反で切符切られます。
オービスは撮られたらおしまいですので猶予も何もありませんが、覆面は人間が検挙することから、覆面と気づいたらすぐスピードを落とすことで検挙を免れたという例も報告されています。そもそも人間が違反と気づくまでには数秒かかり、さらに測定にも数秒(規定は200m)かかるため、直前でも早く気づけば対処は可能です。
また、オービスは赤切符以上で撮影されるといわれています。なぜなら、道路の流れを基準にしてしまうと、非常に多くの車が撮影されてしまい、警察の処理が追いつかなくなるためです。学校などで補習にぶち込まれるのは40人クラスでも毎回4人とかそれくらいであるというのと同じです。
覆面の場合、法律上1km/h違反していても厳密には違反なのですが、車両やタイヤの誤差なども考慮し、10km/hはお見逃しで15km/h以上から違反を取っているケースがほとんどかと思います。ただこれもさきほどと同様、明らかに他の犯罪も犯していると思われるであろう極端な違反をしている車がやはり優先的にねずみ取りされます。バックミラーを数分おきに適宜確認して対処しましょう。
これらは決して違法運転を助長しているわけではなく、見分けるすべを身につける事で見知らぬ場所で検挙されないよう、普段から安全運転をしてもらう為に公開しています。取られる取られない以前に、安全運転が第一です。
