北海道のコンビニ「セコマ」の地域愛 セブンも太刀打ち出来ず白旗状態

北海道に行くと気づく人も多いはずであるが、セブン・ファミマ・ローソンよりも多く感じるのが「セコマ」である。北海道だけで1000店舗超という脅威の店舗数を誇っている。配送効率が悪い場所には大手は出てこないので、それを逆手にとってセコマが成長したという形であろう。8割が直営でレジ袋無料、時短営業も実施、タブレットを活用したレジ等、積極的な投資が行われているのも特徴である。JR北海道の駅構内に出店するとか、特急やuシート車内で商品を売るとか、コラボすれば相乗効果も生まれそうな気はする所である。深夜営業が業界全体で問題になった際も「我々は元から時短ですから。ドミナントもしてません」と言い切って一目置かれたのも記憶に新しい。

大手三社も道内ではセコマの勢力に完全にやる気を削がれているようで、あるにはあるがマークをちらつかせる程度であり殆ど出店していない。大手が出店しない狭い場所・自販機すらないような僻地や多角形の店舗でも隙間さえあればセコマがあると言った印象だ。中央の工場で製造し、駅前にドミナント出店という手法は、広い北海道では通用しないのである。セコマは作れる所で作れる物を売るというスタンスで、どの店舗でも同じ規格の商品が手に入るというスタンスとはちょっと異なるようである。品質を下げずコスト削減に踏み切った結果が110円おにぎりであり、今のご時世において本州の大手コンビニではまず不可能な価格であろう。ホットシェフは当然としてもオリジナル商品やスーパーで並んでいるような野菜等も多く、大手のようにCMがバンバン流れたり下品なPOPがペタペタ貼られていたりする事は無く、快適に買い物できるのも特徴である。殺伐としている大手の店舗に比べて、客同士が雑談を交わしたり客と店員が雑談を交わす光景が浮かぶ訳であり、セコマはもはや小売店舗の枠を超えて地域活性化に貢献しているのではないかと思う所である。北海道に行くのは大変だという人は埼玉・茨城にも店舗があるので、興味のある人は行ってみてもらいたい。