TDP(熱設計電力)は消費電力ではない

CPUやGPUのスペック表でよく見かけるTDP:Thermal Design Power=熱設計電力とは
デザインとある通り消費電力ではありません。

誤解している人も多いですが、TDP=消費電力ではありません。
クーラー等冷却性能の選定に使ってね、というあくまでも目安の数値です。
それ以下になる保証はしていませんので、逆にそれ以上になることもあります。
「あくまでCPUを100%にした時にそれくらいの電力消費になりますよ」ということなので、実際はそれより前後します。

CPUを100%で常に動かす人なんてオタクでしょうから、実際の消費電力はTDPの半分ぐらいで考えておいて問題ありません。
例えば32nmで製造された2600Sと22nmで製造された3770SのTDPは同じですが、クロックが違うといっても実際の消費電力はおそらく3770Sのほうが低いでしょう。
そういう点でTDPはあてにならないというか曖昧な指標なのです。
一般的にプロセス微細化によって同じクロック数の場合は低発熱・低消費電力になるという知識を頭に入れておけば、TDPだけで判断するのではなくプロセス世代の進んだCPUを選んだ方が省エネという事に気づくと思います。

TDPだけを取り上げて「○○と○○を比較すると○○のCPUの方が省エネ」なんて書いているサイトも多いですが、本当か?と聞いてみたくなります。ワットチェッカーをつなげて実際に調べている方もいますので、実際の消費電力が知りたければそういうサイトを調べてみましょう。