IPv4とv6の違い4個まとめ

「最近IPv6が流行だよね」などと聞いたことがあるかもしれませんが、v4とv6は何が違うのでしょうか。簡単にまとめてみました。

◎IPアドレスとは
簡単に言えばインターネット上の住所や車のナンバーみたいなものです。厳密に言えば緯度経度みたいな。
でも世界中のユーザーが家をバンバン建てて車をバンバン買うので番地割り振れなくなりました、ナンバー出せなくなりました、新しい方式考えました、というのがv6なのです。スマホはもちろん、災害対応の自販機、ガスメーター、スマートメーター、などにもIPアドレスが振られています。

1.アドレス長が32ビットから128ビットへ
ビットとは、簡単に言えば一桁。0か1かをあらわすものです。
IPv4は255.255.255.255という形で表されていますが、これは10進数であり
厳密には11111111.11111111.11111111.11111111となり、この「1」の数を数えると32個あるから32ビットなのです。
それぞれのビットには重み付けがされていて一番右が1、一番左が128なので全部足すと255になるのです。
32ビットでもこれだけあるわけですから、これが128ビットになると単純にこれが4倍の長さになるわけで、組み合わせの数でいうと
2の32乗=4,294,967,296(42.9億)
2の128乗=3.4028236692093846346337460743177e+38
340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,770,000,000
と電卓がエラーになってしまうほど天文学的な数なのです。
世界中の石ころに割り振ってもまだ有り余るというのですから、とんでもない話です。
IPv4アドレスを持ってる人一人当たりに79,228,162,514,264,337,593,543,950,336アドレス割り振れます。
ちなみにアドレスの表記も普通にやると長くなるので16進数で表記するためAだのBだのアルファベットが出てきたり、また0が続く場合は省略しても良いという文法になっています。

2.DHCPサーバーが不要に
標準で機能が付いているため、IPアドレスを自動で割り振るDHCPサーバーが不要になりました。

3.IPsecのサポート
パケット単位で暗号化する技術で、IPv6では一時期mustに設定されていましたが現在は基準が緩められてオプション扱いとなっています。
よって必ずすべてでIPsecがサポートされているとは限りません。
「v6にすると暗号化が高まる」なんて書いているサイトも多いですが、厳密には誤りです。

4.エラー検出廃止
上位層でエラー検出を行うようにすることで、ルータ等の負担の軽減が行えます。

このようにv4とv6の違いがありますが、一番大事なこと。
互換性がないということです。
v6に対応していない機器の場合は、対応している機器に買い換える必要があります。
しかも回線やルータ、OSまですべて交換することになり、v6対応のためだけに出費する必要があるのでほとんどの企業はv4運用が多いかと思います。そして変えたくても「いや、ネットできるじゃん?」となかなか管理職等には理解してもらえないので苦しい思いをしているネットワーク担当者も多いはず。

◎前提:エンドユーザーには関係無い
この話を喜ぶのは一部のマニアのみで、ネットができればいい一般ユーザーにとってはv4だろうがv6だろうがネットができることには変わりは無く、速度が上がるようなものでもありません。とはいえv4アドレスが枯渇する(既にしているという話もありますが)と新しい端末でネットができなくなるのでそういう点では一般の皆様も頭に入れておいた方がいい話です。

◎家庭で何かする必要はある?
仮にIPv4が全世界で枯渇したとしても、今ネットできている人は問題ありませんし特に何か対処する必要もありません。
ただ単純に新規端末にグローバルIPアドレスを振れなくなるのでその端末がネットに繋がらなくなるだけの話です。

◎私はv4なの?v6なの?
このサイトにアクセスするだけで簡単に調べることができます。

今回はかなり簡単な内容にしましたが、詳しくは検索すれば技術的な内容も出てきます。
将来どこかでIPv4とv6の違いを聞かれた時もすぐに答えられるようにしておくとよいでしょう。

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