JR東海「ビジネスブース」利用記 新幹線に個室誕生・無料利用可能

JR東海が、N700S車両の一部で「ビジネスブース」を開始した。1日5便程度の運行で乗るのがなかなか難しいが、現在のところ席が空いていたら無料で利用出来る。周囲の視線が遮断される個室構造、かつ観光列車のように席が横向きになっており、広々とした環境で作業できるのが特徴だ。将来的な有料化が示唆されており現在の所追加料金は必要ないが、7号車の指定席券を購入しておく必要がある。

対象車両には「ビジネスブースのご案内」という紙が貼り付けられており、自動ドアボタンを押すと中に入室する事が出来る。別途サイトでの登録等は必要なく、7号車の指定席券を持っている人であれば誰でもタッチパネルの入室ボタンを押す事で利用出来る。とはいえ7号車はEX会員しか取れないので事実上EX会員限定という事になるだろう。一回の利用時間は30分とされており、次の人が来た場合は譲る必要がある。JR東海が新幹線において座席・トイレ以外の座れる場所を提供するのは今回が初めてだろう。

簡単なアンケートに答えると利用出来るが、なかなかゴージャスな内装である。普通の席ではなかなかやりづらい、例えば資料を広げながらノートパソコンで作業といった事も余裕で行える。1名または2名グループ利用なので、部屋全体の貸切サービスとなっている。

椅子は回転式となっており足を掛けられるようになっているが、長居を防ぐ為座席は固め・背もたれが低めであり、この辺は今後の改善を望みたい所である。このタッチパネルは、利用後は利用時間のカウントのみに使っているようであり、それ以外は特に使う目的は無い。利用時間超過後に退出せず次の客の予約が入っていた場合はタッチパネルに通知されるようである。

机の上にはコンセントが2つ程度、室内全体で4つ程度設置されており、複数の機器の同時充電も可能だろう。外部に漏れたら困る機密性の高い会議や通話を行う際に非常に便利である。

机のサイドには飲み物を置くヘコミも用意されており、快適な移動空間になっている。

通常の席に比べて窓が高めの場所にある為、優越感に浸る事が出来る。

出ていく時は終了ボタンを押すと、利用時間に関わらず終了する事が出来る。一回の操作で最大30分の枠を確保している訳であるが、勿論15分や20分の利用でも構わない。現在はおそらく1編成のみの導入であり乗れる確率は3%程度であろうが、利用率が高ければ導入車両が増えていくのは言うまでも無く、将来的な全車両導入を目指してもらいたいものである。新幹線の常識を変え、移動空間を変える大きなサービスと言えるので、興味のある人はぜひ使ってみてもらいたい。