文科相が勢い余って「卒業式は家庭の判断で、家庭でマスクを付けないと決めた家庭はマスクを付けずに出席する事もあり得る」というような発言をした所大炎上し、夕方には「何も決めていない」と発言を修正している場面があった。
このやりとりについて総理のコンセンサスを得ているのかは不明であるが、現時点でマスクをどうするかは5類になってからは個人の判断と政府が言っている以上、その判断を閣僚が変えるような事はあってはならないだろう。5類になるのは4月や5月の話であり、多くの学校における卒業式は3月で5類になる手前なのでマスク着用が個人の判断という事ではなく、感染症の観点からもほぼ全員着用する事が望ましいだろう。仮に個人の判断になったとしても、教育現場ではどちらかに統一しなければいじめの対象になったり、教師も指導できないという事態に陥るのは言うまでもない。野党は早速この文科相の発言について追及する構えとしており、政府は火消しに追われる事になるだろう。
