新幹線や特急における「立席特急券」とはどういう意味なのでしょうか。
名前だけ見れば座れない特急券という事になりますが、そもそもJRは明確に「立席特急券」という商品を定義してはいません。券売機で買う事も原則出来ません。なぜなら特急や新幹線に関しては座れるか座れないかに関わらず、その列車に乗っている人全員に対して特急料金等が請求される為です。座っていたら全額、デッキにいたら半額というような事はありません。検札時にトイレにいたとしても請求されます。これは座る事に関しての対価ではなく、専用の設備・専用の車両を用いて高速で旅客を輸送している事に対しての料金だからです。場所は明確に定義されていませんが、一般的に立って過ごす事が出来る場所と言えば中央の通路かデッキに限られるでしょう。
なので、条件としては全車指定席新幹線等において指定が満席になった場合という事でどの列車・どの時間が対象という部分は事前には分かりませんし、予約も必要なくみどりの窓口で購入、金額は原則として自由席料金と同額となります。
立席特急券は客の乗りたいというニーズとJRの席数以上に稼げるというニーズを両方満たす物でお互いウィンウィンなのかもしれませんが、特に繁忙期においては混乱を避ける為JR側も積極的に広報してもらいたいと感じます。
