電動キック「免許不要」も手放しで喜べない理由 即反則金・摘発に注意

電動キックボードが免許不要というニュースが出ていたが、これは正しくは「今年7月から政府が定めた機種かつ、歩道6km/h未満、車道を20km/h未満で走行し、それぞれの状態に合わせたランプ等を点灯させて走行した場合に限り免許不要」である。すなわち、警察による取締りや摘発が全く無くなるという意味では無く、むしろ増える可能性を秘めているので注意が必要だ。勿論免許不要であってもスマホ使用や飲酒運転は違反となる。違反した場合は点数は引かれず反則金の納付が必要だ。ここが肝であり、今まで指導で済んでいた部分がいきなり反則金に変わり国の収入が増える。免許不要なのに反則金が取れる新しい車両区分を導入したので警察も喜び国も急いで施行させようとしているのだ。既存の電動キックボードに対して走行区分が分かるランプを取り付けなかった場合は原付やオートバイの扱いになり、取締りもその基準で行われる。
ネット等で買える野良キックボードは、引き続き違反の対象になり得る。ナンバー非装着、尾灯やウインカー非装着等は違反行為となる。また、実証実験区域で行われている大回り右折ではなく二段階右折に変更となるので注意が必要だ。都内では原付が二段階右折違反でバンバン狩られているので、二段階右折の方法は事前に学習しておくと良いだろう。ヘルメットの着用は新基準でも任意となっている。
警察もマスコミの切り取り報道を上手く利用して「免許不要だから自由に乗れるぞ」という輩を捕まえるつもりである事は言うまでも無く、特に新基準の施行後、電動キックボードを公道で走らせる際には基準等をよく確認して取締りや指導に遭わないように十分注意してもらいたい。