飛行機「電波使用不可」もWi-FiやBluetoothはOK?密かに航空法改正

飛行機では「電波を発する電子機器の使用は法律で禁じられております。機内モードに設定して下さい」とアナウンスが流れますが、電波を発すると言っても色々ある訳で、その細かい部分について航空会社は発表しておらず国交省任せになっています。実は令和3年にこっそり航空法が改正され、4G/5G等の通話通信は依然として不可能であるものの、それ以外の微弱電波についてはOKとなるよう規制緩和されました。

つまり、Wi-Fiは勿論、BluetoothもOKであると国交省が公式に認めた訳であり、これによりワイヤレスイヤホンやワイヤレスマウス等の多彩な機器を常時使う事が出来るようになりました。機内Wi-Fiについては航空会社が積極的に推奨しており法律的にも問題無いので展開しているのでしょう。電波を発する電子機器が使えない法律の本来の趣旨はそもそも「LTE基地局等の地上設備と通信を行う方式は管制の地上設備に影響を与える可能性があるので禁止する」というものであり、地上設備と交信を行わない機内同士の電波や客の所持品同士の電波まで今まで禁止していた部分はロジカルでは無いという所で解放されたのでしょう。航空会社は公に宣伝していませんが、Bluetooth等を機内で使いたい人はぜひ使ってみてください。