YouTubeバブルがついに終焉の時を迎えているようだ。大物ユーチューバーを中心として、収入が10分の1程度に落ち込んでおり解散したり投稿頻度を減らす人が増えてきているようである。
当方はかねてから「YouTubeバブルは一過性。いつか終わる」と言ってきたが、日本でのサービスが始まって15年近く経ち、いよいよその時が来たのだろう。顔を売ってファンを獲得していくスタイルはテレビの中の芸人と同じであり、流行る時は一気に流行るが、飽きられると収入がゼロになる点で芸人と全く同じである。芸人は流行っている時に一生分の収入を得る訳であり、ユーチューブもそこは同じだろう。
また広告効果に関しても10~30代のあまりお金を持たない視聴者が多い為、例えば高級外車のCMを流しても買ってくれるはずはなくYouTube動画の広告効果が低いという事が代理店の中でも知られつつある。若者ウケする商材を宣伝する分には良いかもしれないが、シニア向けの商材、すなわちテレビCMと同じような内容を売ってもただお金を溶かすだけであるとしか言いようがなく商材の選定には十分配慮が必要と言えるだろう。
今後生き残るのはテレビ番組のようにしっかりとお金や時間を掛けて新規・既存両方の客層を十分に満足させ専門性や独自性を発揮し常に新しい事を取り入れ発展を続けているチャンネルであり、手間暇を掛けず第三者の映像を複製しているチャンネルや切り抜き、ただ若者が騒いで終わるチャンネルは退場を余儀なくされるのかもしれない。
