岸田内閣における「デジタル田園都市国家構想」は言わばテレワーク等が普及したのならば無理に東京で仕事しなくても地方でも出来るよね、という趣旨の政策である。東京捨てて家族で移住すれば100万円報道に対して都知事が子供に月5000円施策を打ち立てていたが、普段は地方に住みつつも何かあったら東京にも行ける絶妙な距離の都市が良いのだろう。
スーパーシティにつくば市が決定したのもその経緯が絡んでいるはずであり、TXで45分で東京に行けて守谷や柏の葉など駅前の風景が劇的に変わりマンションがバンバン建ちまるでバブルの様相を醸し出す都市もある訳でTXの果たした役割は大きいと言えるだろう。国家構想の重要路線としてTXを位置づけ、予算を大規模に確保して早急に8両化と東京延伸を進めるべきである。
JRや私鉄にも東京から放射状に路線を持っている会社はある訳で、いくら移住したと言っても朝夕ラッシュが満員列車ではすぐに辞退する人が出てくるのは言うまでも無いが、どの会社も感染症以降お金がないので減車減便を繰り返しているのが現状だ。お金さえあれば乗務員を確保でき列車を走らせる事が出来る訳で、列車の増発や増車・企画列車運行等を通じて地方移住を促進・沿線活性化を目指す鉄道会社に対して補助金を出すのもひとつの手であり、経産省や国交省がどのような手を打ち出すのか期待したい。
