他人の新幹線特急券詐取で学生逮捕 遅延時に出てくる仕組み悪用

名古屋駅において、払戻目的で他人の新幹線特急券を盗んだとして専門学校生が逮捕された。18日は、東海管内において新幹線が2時間以上遅延した為改札機において本来は回収される特急券が自動で出てくるプログラムになっており、それを悪用したとみられる。本来の使い方としては出てきた特急券を各自で窓口に持ち込み、JR側が払戻対象と判断すれば払戻が行われる仕組みとなっている。

まず新幹線の改札口には警備員がいるので不正を行うのは極めて困難であるが、仮にそれをすり抜けたとしても何度も同じ人が短時間で同じ改札を利用していれば不審に思われるのは当然だろう。恐らく本人は入場券を買って改札を開け、他人の特急券を自然な装いで詐取していたと思われる。
東海も2時間遅延時にこの仕組みをなぜ客に告知しないのか理解不能であるが、同様の犯罪を防ぐため改札付近の警備強化、及び今後マニュアルに書き加えるべき内容であると言えるだろう。