JR四国管内の徳島駅には列車は来ますが電車は来ません。というと誤解を生みそうですが、徳島駅の列車は全て非電化なので電車ではなく列車と呼びます。そうだとすると本数も少ないのでは?と思われがちですが、例えば高徳線だと毎時1本の特急を基本としてその隙間を縫うように普通列車が走っており住民の不便にならないようなダイヤが組まれています。仮に東が運営していたとすると朝と夕方数本だけのダイヤになってもおかしくはありませんが、単線の収益をシビアに見ない四国ならではの運営と言えるでしょう。
駅の改札を出ると駅ビルのような物と連結しており、クレメントプラザに行く事ができます。いわばクレメントホテル徳島と連結しているという事で、雨に濡れず移動が出来ます。大阪と橋が架けられているだけあって割と大阪寄りとなっており、高松駅にも劣らないダイナミックで豪快な建築が特徴ですね。もちろん自動改札は無く手動改札(窓口数1)のみであり、特急の切符を手渡すと「3番乗り場ね~」とか言ってくれたりします。窓口数1なので誰かが話し込んだりしていると改札として機能せず、定期の人がチラ見せだけして通過というのは良くある光景です。降りる人で当駅まで有効の乗車券類の場合はセルフで投入口に入れる形となっています。徳島駅の規模でセルフというのはかなり緩い運用と言っても過言ではありませんが、フリーきっぷは投入しないようにご注意下さい。
駅の目の前は片側4車線道路と豪快な作りになっており、松屋やビックエコーなど歩けば何でもあり、コンビニも数件あるかなり便利な立地です。駅の周辺は開発が規制されたりしますが駅と商店の距離が近いのが徳島駅の特徴ですね。興味のある人はぜひ行ってみて下さい。
