ホテルの朝食と言えば無料朝食等として宿泊者が無料で食べられるホテルも多いが、朝食券等を確認する事も無くフリーで入れてフリーで出られる事が多い。そのようなホテルに忍び込み宿泊していないにも関わらず朝食を食べたとして鹿児島県の男が逮捕された。この手の脆弱性は以前から指摘されていたが、ついに逮捕者が出たと言うところであろう。大浴場を備えるホテルも多いが、正規の客が来るまで待機して客が来たらカルガモで入っていく事が可能である点では大浴場でも同じ事が言える。またカードキーをかざすと動くタイプのエレベーターも本来宿泊者以外は利用出来ないが、相乗りしてこようとする不正客も多い。普通の客であれば朝食を食べればエレベーターで客室に戻るはずだが、フロント周りで長時間待機・すぐ外に出て行く等の仕草で分かるのである。
全国的にこのようなホテルは数多いはずであるが、本当に宿泊者かどうか確認しづらい、あるいは宿泊者の関係者かもしれないという事で殆どの会場で黙認状態となっているのが現実であろう。しかし宿泊者では無い客が朝食を無銭飲食した場合、その分のコストは正規に料金を払って宿泊している人が払うわけで明らかにおかしな仕組みになっているのである。
朝食会場にカメラを設置、無料であったとしても朝食券を発行して係員が都度確認する、カードキーをかざさないと入場できない等の運用に切り替えれば不正は排除できる訳で、このような被害に悩んでいるホテルは積極的に警察通報すべきであり、不正に朝食を食べる人が減る事を期待したい。
