長野駅はとても立派な駅舎でいかにもsuicaが対応しているような雰囲気ですが、在来線ではsuicaは使えません。自動改札はありますがわざわざsuica非対応の物を入れています。東北のように将来的に導入するような発表も今の所は皆無です。
しかし券売機はsuica対応で、カード型suicaの残高を利用して切符を買う事が出来ます。モバイルsuicaは利用出来ません。なので厳密に言うとsuicaで切符は買えるが、タッチしての入退場は出来ないという意味ですね。suicaは元々首都圏の在来線運賃を高速決済する目的で導入されたので、東京から在来線で来れない長野に導入する必要性は薄いですし、田舎なのでのんびりしていて県民も求めていないという背景があるのでしょう。仮にやるなら長野エリアが作られるのでしょうが、長野駅だけ導入してもそれ以外は無人駅が多いので詰むという問題もあります。さらに長野駅在来線はJRが運営する篠ノ井線・信越本線の他、しなの鉄道も乗り入れ、JR東海所有の特急「しなの」終点駅でもあるため、会社間の調整や連絡が厄介なのであえて導入していない可能性が高いです。名古屋でタッチ入場して長野で降りてもどうせエリア外で弾かれるのがオチですので。一つの提案としては、無理に数千万するような高額自動改札機を入れる必要は無く、決済速度を落とした分低コストな簡易改札機を有人窓口近くに設置して長野・篠ノ井に設置してテストし、評判が良ければ簡易改札機を増やしていく方向の方がいいのではないでしょうか。QR装置は既存改札機に後付け可能なのでQR改札になる可能性もあるでしょう。県民も現金で切符を買うのは楽しいとすら思っていそうですが、感染症の観点からも現金決済は減らすべきでありJR東がどのような対応を打ち出すのか期待したいですね。
