蓮舫氏「2位じゃダメなんですか」蓋開ければ6期連続1位取る現実

読売新聞が「2009年11月の事業仕分けで蓮舫氏が”2位じゃダメなんですか”と発言した」と報道していたが、はっきり言えば2位じゃダメだろう。なぜなら1位を目指さないと2位も取れないし、1位になる事でニュースにもなり多くの人の目に止まり使ってくれる人も増えるからである。そして本日、富士通は「富岳」が6期連続1位になったと発表した。

実質的に1位と2位の速度差は微々たるものかもしれないが、1位と2位のマシンどちらを使いたいかというと明確に1位のマシンだろう。特に計算完了まで数日~数週間は余裕で掛かるスパコン業界では計算速度は少しでも速い方がいいのである。東海道新幹線で言えばのぞみとひかりどちらに乗りますかという話であり、新幹線の中で少しでも早く着きたいから1位であるのぞみに乗るのだろう。コンビニでセブンを使う人が多いのも1位だからであり、JRを使う人が多いのも1位だからである。
富岳という日本製のスパコンが6期連続で1位を獲得したというニュースが出ていたが、このような事象も2位ならばニュースにならなかったかもしれない。1位になった事で海外からオファーが来たり感染症の飛沫の計算に使われる等、少しでも世の中の人の役に立つ貢献が出来ているのであればそれだけで1位を目指す意義はあるのである。ライバルも多数いる中で常に1位を目指し技術向上に励む努力を続けなければ1位になれないのが現実であり、氏の言うように2位を目指していたら3位4位と落ちていく事になりかねない訳で、今の政権にも言えるかもしれないがコンピュータに詳しくない人が適当に発言して予算をカットするような行為はやめてもらいたいものである。