JR東「トレインシミュレータ」電GOとの違いは?実写魅力的・マウスで操作完結

JR東の「トレインシミュレータ」を買ってみた。公式が自分で電GOを公開したとネットでも話題になっているが、実際はちょっとニュアンスが異なるようである。今日から正式版公開で大幅に値上げとなるが、早期プレイ版を買っていれば正式版アップグレードは無料らしく、早期プレイ版がギリギリ公開されていたので間に合った。Steam及びマイクロソフトアカウントが必要なので注意。モニタの解像度は1920×1080が推奨されている。容量が5GB程度と巨大なのでネット回線とストレージの容量にも注意が必要だ。

このゲームの内容は言うまでも無く列車を動かすゲームである。おそらく実写で撮った映像を流しているだけなので高度な3D要素は無く、低スペックマシンでも普通にヌルヌル動く。とはいえ実写を撮れるのは公式の強みだろう。列車の操作には加速・ニュートラル・減速があり、さらにそれに残り距離と時間という要素が加わっている。マウスホイールを下に回すと加速し、上に回すと減速(ブレーキ)が掛かる。マウスホイールだけで運転できる簡単さは初心者にも有難いだろう。ビックリした部分であるが、電車でGOのように速度超過・時間超過・位置超過すると点数が引かれたりうるさく言われる事が全くないのは東の緩さ満載と言える訳で子どもでも運転を楽しめる。ただ内部でデータは持っているのでゲーム終了後に総合評価みたいな形で出す事は不可能ではないだろう。元々社内教育で使っていたシミュレータなのでゲーム性が無いのは言うまでも無いが、ゲーム性を求める方はあちらへどうぞという事で上手く棲み分けしているようである。右上に時間と残り距離を出しているので発車も停車も自分で判断してねと言う所であり、上級編を選ぶと右上の表示が全て消える。運転中に数分間無操作だと居眠り防止の警報音が鳴るので、定期的に操作する必要がある。


80km/h程度まで加速できるようで、速度を出しすぎるとちょくちょく勝手に落とされるが怒られる事は無い。そもそもその場所の最高速度以上は出ない設計になっているようである。駅が見えたら速度を30km/h程度まで落とし、残り100mぐらいからゼロに近づけるイメージでやると停車しやすいだろう。停止位置の前後5m程度のオーバーは許されるが、大幅に過ぎると「速やかに止めて下さい」というテロップが出現し一旦フェードアウトするが、仕切り直してそこからまた発車する流れになっている。上級編だと許容距離が1mになりさらに難しくなる。ダイヤ遅れに関しては何分遅延を出そうが全く怒られない。誰が運転しても遅れる設計になっており遅れそのものよりもどこまで遅延を縮められるかという側面が強い。60fps出ないマシンでは遅延が発生しやすいようだ。このゲームをわざわざ公式が公開するのは感染症の影響で鉄道利用が減ったので収入増の側面もあるかもしれないが「電車を定時に動かして定位置に止めるのはこんなに大変なんだぞ」「遅れるなと言うなら自分で運転してみたら?」という点で鉄道への理解を深めて欲しい部分もあるのだろう。最近は各社が子どもたち等を対象に運転体験等をやっているが、大人はゲームでどうぞという事なのだろう。東としても運転席にカメラを置くだけなので簡単に撮影でき、将来的には全路線網羅もあり得るだろうが2路線・5GBなら100路線だと250GBになりネットで落とせる容量を明らかに超える訳で、自分で運転したい路線を選んで追加していく方法が良いのかもしれない。興味のある人はぜひプレイしてみてもらいたい。