北大・徳島大「情報0点」断固反対 情報形骸化さらに進む恐れ

北海道大・徳島大学等が共通テストで原則課すとされている「情報」について、受験はさせるが配点を0点にすると10月に発表した。
情報に詳しい人達は激怒しているが、そりゃ当然だろう。情報1は、中身を読んでみたがあくまでも情報の入門的な内容が多く下手すればITパスポートレベル以下の内容であり「テレビ番組を無断アップしたら誰に迷惑がかかるかな?」というような生徒に気づきを与えるような内容になっており、決して難しい内容ではない。当然スマホの使用に関する内容も盛り込まれている訳で、現代の多種多様で高度な情報端末を操作する上で必要最低限の能力を学ばせる内容になっていると言えるだろう。情報は楽しい教科であり、プログラミングも機械に対して自由に命令を出せるのだから達成感や問題解決力を育む事ができ本当に楽しい教科であるが、文科省がその魅力を最大限学校現場に伝えきれていないのは残念としか言いようがない。配点0点であれば学生は勉強しなくなる訳であり、情報の勉強をしなくなる事は日本のIT力が低下し、ひいては日本全体の国力低下につながる事は言うまでもない。例えば無線LANで暗号化無のSSIDがなぜ危ないか、これも情報の範囲でありカフェ等のオープンスペースにおけるSSIDの危険性も情報の教科を学んでいればきちんと説明できるのである。コンピュータは全て2進数で動いている事が分かれば情報端末を操作した時に人間に分かるように分かりやすい画面を構築して日々操作性の向上に努めているプログラマーの苦労も分かるはずである。
教職現場ではパソコンや情報(教科)に対して拒絶反応が強いのが一つの懸念であるが、河野デジタル大臣が発破を掛けて学校現場において教師が積極的に情報に興味を持つ事、及び当該大学に対して当該方針の撤回を求めてもらいたいものである。