東海道新幹線「グランクラス」導入は誤解?上級座席は個室論勃発

東海道新幹線に「グランクラス」が導入されるとネットで噂が広まっているが、東海はそのような発表はしていない。グリーン車の更に上の着席サービスを提供みたいな言い方はしていたが、グランクラスとは一言も言っていないのである。とはいえこれまで頑なに守り山陽新幹線のJR西にまで要求してきた16両編成・1323席の前提を崩すという点ではこれまでの前例を覆す大きな発表と言えるだろう。
グランクラスは東北新幹線等に連結されているJR東の特別車両であり鉄道ユーチューバーのネタになる事が多いが、実際の乗車率は低いとしか言いようが無く、鳴り物入りで始まった軽食も段々減り最近は座席サービスの提供のみに落ち着きつつあるようだ。東海もその辺の推移はじっと見てきたはずであり、ただ単純に割と観光寄りのグランクラスをコピペするとは到底思えない。
東海が最近テストしているのはビジネス利用における個室のニーズだ。例えば東京駅のテレワークブースを増やしたり、会議室ベースのテレワーク個室を提供したりしており、当方も東京駅のテレワーク個室に入ったことがあるが、やはり個室のニーズは高いようだ。感染症の影響でweb会議をするのは良いが、機密情報が漏れたら困るという事で個室のニーズがあるようだ。勿論マスクを外して人の目を気にせず堂々と飲食が出来るというのも大きなポイントだろう。例えばグリーン車より1~2割増ぐらいで、一列丸々個室、コメダ珈琲やサンライズ瀬戸みたいなこれまでの新幹線車両には無い雰囲気で座席の幅は2倍・机も2倍・PC接続用のモニターも付いてテレワークに必要な備品は呼べば貸してくれる、ペンやメモも貸してくれる、そういう車両があればビジネス客は喜んで乗るだろう。東海自慢の在来線のフカフカ椅子を新幹線にも入れてもらいたい物だ。高速バスにも個室が導入される時代、新幹線も黙ってはいられないだろう。とにかくビジネス客の多い東海道新幹線でグリーン車の上級席を導入するにしてもグランクラスの見た目がそのままコピペされるとは思えず、ビジネス客がより利用しやすい上級座席が導入される可能性の方が高いと考えた方が良いかもしれない。