特急「しなの」乗車記 東海車両を東日本が運転するレア列車

長野から名古屋駅まで運行される特急「しなの」に乗ってみた。これも東海所属車両を長野~塩尻まで東日本が運転する変わった運行体系となっている。昔は大阪まで行っていたようであるが採算が取れないようで廃止された。

自由席と指定席・グリーン車の構成となっており、撮影時の有効な乗車券類である東日本パスを持っていたので自由席に乗車し篠ノ井で降りた。外観のオレンジの帯が東海所属を彷彿とさせるが、内部は至ってベーシックであり毎日乗っても疲れないデザインと言えるだろう。普通列車もこういうデザインだったりするので、東海のいう特急とはデザイン云々では無く停車駅・客が少ない事に伴うコストを客に払ってもらうという概念なのだろう。

テーブルはこんな感じで少し狭めであるが、振り子式を採用する等性能は高い。北陸新幹線が大阪まで延びたらこの特急もどうなるか分からないが、それまではビジネス・観光客を運び続けるのだろう。興味のある人はぜひ乗ってみてもらいたい。