愛知県警が、ツイッターを活用して取締り時間・場所を公開し、現場から発信する斬新な取り組みをスタートしている。今からやりますとかやりましたという警察は見た事があるが、少なくとも「今やってます」と現地から発信する警察は全国初では無いだろうか。LSM-310等の機器も税金で買っているのだからコソコソ隠してやるのでは無く使うのであれば公開して堂々とやるのが原則だろう。
取締りで得た反則金は国庫に上納されるので金稼ぎ・点数稼ぎでは無いかとよく批判の的にされるが、安全運転の為に取締を行うのであれば時間や場所を事前に予告、実施中の風景、結果等を公開して透明性の高い物で無ければならない。警察は安全運転や事故防止を願っているはずであるが、政府が訳の分からないノルマを設定し取締りによる反則金を予算として計上しているのであれば問題であり是正すべきである。ノルマを設定すると人間はおかしくなるし竹ノ塚のようにセーフな物でもアウトにせざるを得ないのであり、本来は指導警告に留まる内容でも切符を切らざるを得なくなり何でもかんでも機械的に切符を切る事がドライバーの為になるとは思えない。せっかくパソコンを置いてやっているのであれば写真のみならずユーチューブの生配信をしてもいいぐらいではないだろうか。動画にして欲しいという意見も一部にみられた。
この公開により現場付近での広域的な違反抑制効果が期待できるとしている。「ツイッターを見ていなかったら不公平」という意見もあるかもしれないが、むしろ何も公開せずいきなり出てきて違反と言う方が不公平であるとしか言いようが無い。もし違反者が隠れてコソコソ~と言ってきても「ツイッター見て下さいよ」と言える点で警察も説明の材料が増えるという理由もあるだろう。昭和から続いてきた取締り一辺倒は終了し、ツイッター等のデジタルツールを活用し市民及び違反者にも受け入れられる警察でなければ犯罪等が起きた時に協力してくれないし子ども等を警察に応募させる事も無いだろう。全国の警察が人手不足に悩んでいるようであるが、昭和時代から自分たちがどういう取締りをやってきたか考えれば結論は言うまでも無いだろう。警察と言っても役所の一種・市民の一員で市民に受け入れられなければ存在できない組織である事は言うまでも無い事実であり、見せる取締り活動については当方も応援していきたいものである。
