JR四国「みどりの窓口」営業開始は首都圏より早く国内最速レベルの件

JR四国は赤字会社と言われているが、唯一の強みはみどりの窓口の営業時間である。JR東管内の営業時間は5~6時前後が多いが、高松駅の営業開始時間は4:20であり国内で見てもほぼ最速の分類になるのではないだろうか。高松のみならず松山駅が4:50、高知は4:30、坂出は4:40であり、東京駅が5:30なので東京より1時間以上早い。

理由は簡単で、大阪行き・東京行きの切符を買う人が多く、早朝の時間帯に長距離が一枚でも売れれば人件費の元が取れるからである。たまに寝台列車とか変わり者の客もいるかもしれないが。始発切符を売りたいとか、夜行バスで到着した客を取り込みたいという思惑もあるのだろう。例えば販売元に入る利益が5%だとして5万円の切符が売れれば2500円なので早朝2時間ぐらいの給与にはなるだろう。そして他のJRは窓口縮小・時短の動きがあるが、四国の主要駅において夜の繰り上げはあっても朝を遅らせる改悪は一切行っていない点も評価できる。
単純経路だけなら券売機で十分であるが、複雑な経路の場合はみどりの窓口の方が手早く処理してくれる事が多い。先日も高松駅のみどりの窓口で変な経路の切符を買おうとしたがマルスを高速連打しながら「ほんならこっちのほうが安いですよ」と企画切符を勧めてくれた。機械は提案はできないが、人間であれば内容に応じて臨機応変に提案が出来るのである。一円でも安くコスパの高い切符を作るという点ではプロ集団なのは間違いないだろう。関東の駅員よりも打つ速度は2倍以上早く感じた。こういうのは客の指示された通りに忠実に切符を作るだけの関東では絶対にあり得ない。そして「切符をお作りしました」という表現にも感動した所であるが、このような表現は関東では見られず旅を提供するというみどりの窓口本来の存在意義とプロ意識を垣間見る事が出来る。JR各社で窓口廃止の動きが加速しているが、券売機を使えないシニア層、変な経路、複雑な経路、ネット商品のトラブル時、窓口でしか買えない特等席や企画切符の場合には窓口の威力が発揮される訳であり、四国の窓口で人の温かみを感じながら切符を受け取り旅に出るのもいいかもしれない。