ホテル川六エルステージ高松に宿泊してみました。数千円高くなりますが、2022年8月にオープンしたばかりの新メインタワーを選びました。感染症で建設を諦める事業者が多い中、今のご時世に完全新築というのはかなり珍しいと思います。高松駅徒歩10分、琴電片原町駅徒歩3分の距離で片原町駅であれば商店街の中を通って移動できるので基本的に雨に濡れません。
まずエレベーターですが、ボタンを押さなくても指をかざすだけで反応する感染症対策にもなる最新式が導入されています。しかもビジネスホテルとしては珍しく3台導入されているので朝の忙しい時間でも待つ事は少なそうですね。部屋のカードキーが無いとエレベーターは使えません。
1階にはコンビニとしてセブンが入っていますので、夜も困る事は無いでしょう。
履き物等は客室内手前側で脱ぐ形になっています。これにより掃除の手間を省いているのでしょう。
そしてこちらが実際の客室です。シングルでもダブルサイズのベッドを採用しています。全体を見渡すとこんな感じで、家庭用のシーリングライトと家庭用のエアコンが導入されており、更にデスクは感染症に伴うテレワーク需要を見越して2m近い大型の物が入っているのでノートパソコンを置いて書類を3~4枚並べても全然余裕のあるスペースとなっています。ベッドの長さと机の長さが同じと考えるとどれぐらい長いかは想像頂けるかと思います。家には置けないサイズの机で作業というのは優越感に浸れますね。
水回りはこんな感じで、アメニティは歯ブラシのみとなっています。それ以外の物が欲しい人はフロントに行きセルフでどうぞという形です。風呂は大浴場があるので使う人は少ないかと思いますが、最近のホテルで大浴場整備がほぼデフォルトなのは清掃の手間を省く為でしょう。
机の上には説明一式が用意されており、初めて来る人にも分かりやすいです。サービスとしては大浴場・くつろぎスペース・朝食・ワーキングスペースと高級ホテル並みの多種多様なサービスが用意されています。マッサージ機無料は有難いですね。ベッド周りもスイッチ・コンセント・USB・エアコン・照明が一箇所にまとまっていて機能的で使いやすいですね。管理に手間の掛かる埋め込み式アラーム等は最近は使わないようですね。
テレビはこんな感じで、REGZAを使っていました。加工で隠させて頂きましたが、本来はパスワード等が表示されています。Wi-FiをSSIDと表示しているのは個人的に好感が持てますし、客が写真に撮って流出しないようテレビを付けたら表示というスタイルも良いですね。窓も感染症対策という事で、全開には出来ませんが数センチ程度開く仕様になっています。開かないホテルは感染症対策をしっかりしたい人からすれば嫌われます。
1万円を切るビジネスホテルとして衝撃的なのが、加湿器・KOIZUMIドライヤー・タイガー製ポットが標準セットされている事です。海外製を置く所も多いですが、名の知れた製品を置くのは好感が持てます。そして冷蔵庫ですが、基本はオフで使いたい時はオンにするというスタイルのようです。飲み物を冷やしたいという人がいる一方で、使わないのにうるさいという人もいる訳で、各自で設定して下さいという事なのでしょう。
ガウン等は客室へのセットは無く、共有スペースに用意してありそこから各自でどうぞというスタイルになっています。右写真は大浴場の小上がりスペースです。
大浴場の階にもアメニティ類が常備されています。そして大浴場及びマッサージ機の部屋は、カードキーが無いと入れません。
マッサージ機は10機ほど用意されており、漫画を読みながらマッサージを楽しむ事が出来ます。3機ほど有料の物がありますが、無料の物でも十分でしょう。
自販機も電子マネー対応の物が用意されているのは個人的には嬉しいですね。そして部屋の荷物は例えばこんな感じで置きます。
朝食ですが、アルコール消毒・手袋着用を条件にブッフェ形式となっています。うどんを取りましたが、ご飯や味噌汁もあります。そしてこの価格帯のホテルで珍しいのが、シェフ常駐のライブキッチンがあり卵焼き等を目の前で作ってくれます。種類もいわゆるビジネスホテルにしては多い方であると感じました。
まるで夕食でも食べるのかというぐらい50席近い席数が用意されており、朝でも食べれないという事はまず無いでしょう。席は押さえれても食べ物を取る方の会場が狭いのでそちらが混むぐらいです。
そして最後に枕ですが、ざっと数えただけでも8種類ぐらいはあると思います。枕がここまで多数あるのは未だかつて高級ホテルも含めて見た事が無いので衝撃の光景と言えるでしょう。客室にも枕はありますが、他のが良いという人はこれらをチョイスしてみるのもよいでしょう。高級ホテルのように決して立派な部屋という訳では無いですが、その分高級ホテルには無いサービスで勝負という印象を受けます。高松駅周辺に将来的に外資系5つ星ホテルが進出予定という報道も出ていますが、競争が激化しているのは事実でしょう。新築ホテルに興味があるという人はぜひ泊まってみて下さい。
