JR東海社長、リニア試乗に川勝知事招待も乗りたい首長募集し始め困惑

JR東海が、川勝知事に対してリニア試乗を打診した所ぜひ乗りたいという回答であったようだが、川勝知事は「県内市町の首長で乗りたい人はどうぞ」とか言い出して東海社長が困惑しているようである。ネットでも「ゲストがゲストを呼んで人数増やすのはあり得ない」「知事も社会人なら事前に話を通しておくのが筋」等と批判の意見が多いようである。
東海としてはリニアに乗ってもらって知事の隣に座って1:1の交渉の場にしてあわよくば工事の許可を得たいというのが本音なのだろうが、県側もそれを見透かして他の市長などを入れる事で交渉の場にならないような狙いがあるのだろう。乗ってもらえれば理解してもらえるという理屈で、一般向けの試乗も再開するようだ。感染症が落ち着いてきたというのもあるかもしれないが、一般人の中にも反対派が多い事を受けての事なのかもしれない。倍率50倍で有料のようであるが、朝から晩まで走らせてなるべく倍率を低くする工夫が必要であると言えるだろう。
川勝知事が育ったと言われている大阪・京都であれば東海道新幹線で十分でリニアはいらないのかもしれないが、東京~岡山とか博多となってこればリニアの魅力が最大限発揮される事になる。リニアが博多まで延びる可能性は低いだろうが、大阪まで延伸となれば2時間程度短縮される可能性が高く会いたい人に会える、旅先で使える時間が長くなるという大きなメリットをもたらす。静岡に駅がない、のぞみが止まらないからとかいう単純な理由で反対しているわけではなさそうだが、日本全体が潤う事はやがて静岡にも恩恵をもたらす訳であり特に関東~中国・四国や九州のアクセス改善という点で考えれば1年でも早く1秒でも早くリニアを建設し早急に供用、営業運転を開始すべきであると言えるだろう。通信がつながるのかとか500km/hで運転してノートパソコンやタブレットの操作はできるのかという所が気になるが、その辺は公式でもしっかり情報を発信してもらいたいものである。