全国割開始で高級ホテル暴騰?便乗値上げする事業者に注意

ホテルは変動価格制を採用しており、曜日やイベント等の外部要素によって、また予約したタイミングで価格が大きく異なる場合がある。前の日はいくらだったんだけどという客もいるかもしれないが「その時はその時、今は今です」と返されるだけである。政府は10月11日から全国割を開始すると表明しているが、都内のある高級ホテルを見ると全国割開始を境に価格が暴騰しているのが見て取れる。と言っても11日は都内以外で開始であり都内のホテルに直接影響がある訳ではないが、報道等が多数されて旅行の気運が高まるのを見越しているのかもしれない。逆に言えば高級ホテルに安く泊まりたければ11日までを選ぶか、あるいは年間を通じて一番少ない日曜・月曜宿泊を選ぶべきである。

少し数値は丸めさせて頂いたが、平日は若干10月末になるにつれて上がっているが、金・土は上がり幅が異常な事になっており3万円を超えるような日も存在している。全国割を目当てに予約が埋まったので価格が上がっているか、あるいは利益を取るのを見越して部屋価格を高く設定したかのどちらかだろう。全国割と都民割の併用が出来るみたいな噂も出ており、そうなれば都内は一番お得という事になる。その分高級なホテルも多いですけどね。ホテルは過去の価格は見る事が出来ないが未来の価格は見る事が出来る。全国割等の割引施策が始まっても便乗値上げしない事業者もある中で、このような事業者も存在している。価格設定は民間事業者の自由と言えばその通りであるが、観光庁も予約率が高い等の正当な理由が無いのに割引相当分の値上げを行う行為等の禁止を全事業者に通知すべきであろう。