電動キックボードの都内の実証実験区域においてヘルメットを被らずに運転した男性が自損事故を起こして死亡したという報道が出ていたが、飲酒運転かどうかは今後警察が調べるにしても「ヘルメットを着用していなかった」という報道は煽り報道に近いものがある。
この区域では特定の事業者が貸し出す電動キックボードについてはヘルメットの着用が不要という実証実験が行われており、男性もそれに従ったのだから何ら違法性も無く問題の無い物である。代わりにクレカ登録が必要・免許画像をアップロードして専用のクイズに合格しないとライドする事は出来ない。実証実験区域で走っている人の殆どがヘルメットを着用しておらず、事業者側もヘルメット強制にすると乗る人が減るからと警察や政府等に規制緩和を求めた結果ヘルメットは任意になったという経緯がある。
電動キックボード事業者もその危なさは認識しているようである事業者は「撤退しろと言われれば撤退する」みたいな事を言っていたが、一方で電車が止まった時等の災害時に役立つのは言うまでも無いだろう。ヘルメット強制のバイクでも大きな事故であれば命に関わる危険性はある訳で、どのようにすれば電動キックボードの死亡事故を防げるのか警察や事業者、政府等での調整が進められる事を期待したい。
