Surface GOは現在3代目が販売されていますが、初代の頃からCPUが弱いと言われ続けてきたのか地道にバージョンアップしています。Surfaceシリーズに使われているCPUは一般販売されておらずマイクロソフトの特注と言われています。
初代:4415Y/2/4/1.6GHz/6W
2代目:4425Y/2/4/1.7GHz/6W
3代目:6500Y/2/4/1.1-3.4GHz/5W
となっており、3代目でターボブースト搭載になりました。Core m3のリネーム版であり、Pentiumブランドとしてはなかなか高性能だと思います。また、タブレットは手に持って動画視聴等を行う用途もある訳で、アイドル時は低クロック低発熱でありつつも作業をする時はクロックを上げつつ、しかし熱を持たないような設計が求められます。ネット上では「2コア品・TB非搭載は低スペック」とか言われますが、筐体の限られたモバイル・タブレット環境において価格・コスパ・電池持ち・発熱・ファンレスを維持する以上はある程度の低スペックは仕方ないのです。3代目でTDPを約2割下げたCPUを採用したのにはそういう意味合いもあるのでしょう。筐体全体で冷やしているようですが、液晶やバッテリー等は40度を超えると動作が危なくなり故障の原因になりますが、CPU自体の放熱は当然考慮しているかと思いますが、CPUから出た熱が他パーツに影響を与えるかどうかまで計算しているかどうかは微妙です。パソコンやタブレット等を買う時は同じシリーズを比較してみて比較に困った際は低TDPのCPUを選ぶと熱問題で苦労せず快適に動作させる事が出来るかと思います。
