バイト「シフト自由」実は嘘?最終的に固定枠に誘導され労働者不満

バイトにおいて「シフト自由」を謳う職場があるが、実際働き始めるとシフト自由は嘘である場合が多い。なぜならば既に固定で入っている人がいる以上、それ以外の人も何らかの形で固定にならざるを得ないからだ。そして経営者は急に休んだり穴を開ける事を嫌う為、その点でも完全に自由という職場はかなり少ないのが実態である。
例えば月~金の17-20という契約をし、後になって火曜日は18時からが良いとか水曜日は休みにしてくれ等あれこれ言い出した場合、経営者はクビにはしないものの当然この人についての評価やシフト優先度を下げざるを得ないだろう。なぜならば最初の契約時点で平日全て入れますと言っていたからである。例えば遅れて出勤したいとか早帰りしたいという要望を出した場合、その穴埋めを誰がするのか、代わりに誰を入れるのかという点で経営者は頭を抱えるのである。最終的には経営者が腹を決めてシフトに入るしか無いだろう。殆どの場合経営者側から空いている枠を例示され労働者がそこに入りたいとなった場合のみ入れるケースが多く、時間帯を選べるという点でシフト自由と言っている訳であり毎日いくらでも時間をコロコロ変えれますよとか毎週コロコロ休めますよという意味では無い場合が多い。
学生は学業が優先なので突発的なシフト変更や休みに対しても経営者側もうるさく言わない場合が多いが、実態がシフト自由ではないのであれば経営者側が募集している時間帯を明示した上で、それに合致する応募者が応募するというスタイルの方がお互い後からの不満が少なくなるのでは無いかと思う所であり、ミスマッチに悩んでいる経営者は参考にしてもらいたい物である。