auジョーク「板Phone」を真面目に考察する

auが通常CMのクオリティでこんなCMを作ってしまいました。

世界初、全ての機能を削ぎ落としたスマートフォン
・・・全ての機能を削ぎ落としたらスマホじゃなくてただの板。

タップ、フリック自由自在
・・・見える人には見えるのかもしれません。Imagine Freeというテロップにも注目。

音がいい、落としても割れない、水に強い
・・・日本人が求める要素をクリア。一方火には弱いようです。

基本料ゼロ、通信料ゼロ、充電不要
・・・キャリアが経営不振になりそうな気が。充電不要はありがたいとの声も。

リバーシブル
・・・両面使えるスマホは凄い。

近くにいる人と話せる
・・・それphoneじゃなくね!

なぜエイプリルフールでもないのにこんな事をやり出したのかというと、前々から述べているように「iPhone」には宣伝規制がかけられておりiPhoneを宣伝する時にはAppleが定める特定のフォーマットでしか放送することができません。これに対するキャリア側からの一種の抗議とみてよいでしょう。最近は緩和されつつありますが、やはり規制がかかっていて自由に宣伝できないのは辛いものです。
もちろんそれらも含めて飲んだ(販売した)と言われればそれまでですが。

また、最後に会って話すシーンがありますが、これはスマホ時代になって欠けている要素の一つと言えるでしょう。
何でもスマホでやりとりするようになってリアルのコミュニケーションの大事さを忘れていませんか?
スマホを売るキャリアが言うのもどうかと思いますが、問題提起の仕方としては有りかもしれません。
あなたのスマホが「板Phone」になった時に生活がどう変わるのか、一つの答えを示しているのかもしれません。

さらに、最近は企業等が自虐に走りTwitter等で話題になることを狙う「受け狙い」という商法もあります。このCMをテレビで流しているのかは分かりませんが、仮にYouTube限定公開だとすると映像の制作費のみで済んで後はYouTubeに任せておけばよいため、低費用で宣伝ができます。あとはユーザーが見てTwitterでつぶやくなどすればそれぞれが発信源となって話題になるのです。
今ドコモやソフトバンクの人もこの動画を見ているかもしれませんが、その人達がすぐに乗り換えるとは限りませんが、この自由な社風を感じて次選択する時にはauを選んでくれれば、という思いなのかもしれません。

iPhoneの宣伝規制をはじめ、単純に機種を宣伝するだけでは三者横並びになってしまうため昔から受け狙いCMをたくさん放映してきた通信業界。
その中でもこの「板Phone」については三太郎CM監督の美術作品だ、という話も出ていますが、今の時代の皮肉にもとれるような感慨深い傑作と言えるでしょう。

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