タクシー会社が詐欺犯人を捕まえたという報道をよく耳にするが、当方も先日タクシーに乗ったのでその実態が分かった所である。まずポイントは以下の三つなのだろう。
1.行き先が個人住所ではないか シニア層が家に帰るのはOKだが、若者が個人住所を指定するのは怪しい
2.現金払い クレジットや電子マネーのほうが信用できる
3.雑談をして心情を読み取る
詐欺犯人は効率良く目的地に向かうためにその被害者の個人宅の住所を指定する場合が多く、そこで一発お縄になる場合が多い。自分の家ですか?証明できるものあります?と言われたら一発アウトだろう。
そして現金払いという点であるが、最近のタクシードライバーはクレジットや電子マネーのほうを信頼しているのではないかと感じた。なぜなら現金には匿名性があるからだ。一部エリアではアプリで完結するタクシーも出てきているが、そのうちキャッシュレス専用のタクシーが出てくるかもしれない。
最後にタクシーは未だに人による接客を続けている。これにより運転手との雑談の中で余裕がないとか焦っているとか問いかけにも答えないとか、イヤホンをしたままスマホ画面をずっと凝視し続けているような場合は当然詐欺の可能性も高まってくるだろう。駅で犯人の指示を待ちタクシーで移動するスタイルは典型的なパターンであり、業界を挙げて監視を強化する必要があるだろう。
