河野デジタル大臣が、e-gov障害についてはサイバー攻撃(DDoS)が原因とし、また全数把握の停止に伴いココアも停止すると発表した。
e-gov障害については「セキュリティの問題があれば対処していく」としているが、一番手っ取り早いのは.htaccessでIPやホストをBANするか、海外からの閲覧は全て遮断する事だろう。海外からも見る人がいるかもしれないという反論をよく聞かれるが、天秤に掛けた時に日本のサイトなのだから日本のユーザーを優先するのは当然だろう。DDoSとは不正なプログラムを書き、一秒間に数百回等の閲覧リクエスト等を送りつけてサーバーを落とす行為である。ちなみにこのサイトもあまりにも不正アクセスが多いので日本とアメリカ以外からは見る事が出来ないようになっている。
そしてココアについてであるが、Bluetooth通信により1~2m範囲の人のIDを記録して後日その人の集団から感染者が出た場合には濃厚接触者として通知するというシステムでありリリース当初は海外でも盛んに議論されていたが、実際に動かしてみると登録しない人が多いという事で上手く回らなくなっていたというのが現状である。ごく稀に通知が来て医者に行ったら感染していたと上手く回った事例もあるようだが、ごくわずかであろう。デジタル庁は全数把握の停止を理由に挙げているが、こちらも海外から攻撃を受ける対象になり得るという事で停止の判断をしたのだろう。動かしているだけでも維持費やメンテ費が掛かり、更に違う階の人や違う建物の人を濃厚接触扱いするという電波の脆弱性もある訳で政府が鳴り物入りでリリースしたはいいものの構造上の限界があり日本では個人情報が云々という点でGPSも取れないという部分でお蔵入りせざるを得なくなった可能性が高い。物理の攻撃の次はサイバー攻撃という事で、政府関係サイトを守れるのか河野大臣の手腕が問われる。
