茨城県が管理する自転車専用道「りんりんロード」において、骨折等の事故が起きたのは舗装が原因だとして損害賠償を請求していた件で、行政側は管理不備を認め怪我に応じて50~270万円の損害賠償を行うと報道があった。公道における自転車単独事故に対して行政が賠償するのは極めて異例。
土浦市上坂田の現場近くである。確かに豪快にカラー舗装されているのは良いが、特に細いタイヤだと滑って転ぶという事はありそうだ。行政もママチャリみたいな普通の自転車でテストするのでは無く、アマチュアからプロまでサイクリング集まれと言っているのであれば本格的な自転車を一式揃えて走行に適しているかテストすべきである。7人や8人が一斉にコケたという事はサイクリング仲間なのだろうが、自転車道だからと言って飛ばしてもいい訳ではなく、速度出し過ぎ注意等の看板を設置すべきであろう。また、自動車進入防止用の黄色いポールに激突するような事故もあるかもしれない。普通の道路だとまず自転車で転けて骨折したとしても賠償されないが、この自転車道は茨城県の大きな有名スポットであり土浦駅では自転車と泊まれるホテルとか、自転車と一緒に乗れる電車もあるぐらいであり、桜の時期は桜並木と共に走れるとして全国的に知られているこの道路で汚点が付くのは困るからこそ賠償に踏み切ったのだろう。ネット上では「悪い前例だ」等と言われているが、黄色いポールを自動車側に持ってきて完全に自動車の横断を禁止、あるいは立体交差にすれば無駄な舗装をしなくて済む訳であり今後県がどのような対策を行うのか推移を見守りたい所である。
