一番くじ公式店舗、他ロット混ぜ不正で営業終了 消費者庁動くか?

一番くじの大阪公式店舗において同一種類のくじ2ロット分を一つの箱に混ぜて販売しラストワン賞を客が取れない状態にしていたとして営業を終了すると発表した。ラストワンはクジ券と紐付いていないのでその脆弱性を悪用したものである。ユーチューブに告発動画がありこれと関連する可能性が高く従来から把握していたがファミマの炎上に便乗する形で発表したのだろう。キラキラくじは一番くじではない、一番くじはバンダイのものだという反論もあったが、バンダイも不正をしていた事になる。

複数ロット入荷する場合でも1ロットずつの販売が原則であり混ぜるのは禁止と注意書きに書いてあるはずである。今回の問題は理論上20回引けば全て当たるはずなのに他ロットの下位賞が多数投入されていて20回引いても当たらない状態になっていた事、他ロット投入により一箱あたり1個と定められているラストワン賞1個分が宙に浮き、店員が転売できる可能性がある事だ。どちらにせよクジ箱の状態が表示と異なる状態、及び当たると謳いながら当たらない状態で販売していたとなれば詐欺や景表法違反(有利誤認)になるのは言うまでもない訳であり、特に今回は一番クジの全国全製品を統括する法人が運営するいわば本来全国の店舗の見本となるべき公式ショップでの不正ということで消費者庁が動く可能性も否定はできないだろう。メーカー直営なので数十ロットを平気で扱う訳であり、ファミマの1店舗の問題とは規模が桁違いなのである。
詐欺だと言われても客の運が悪いだけだと突っ返しボロ儲けしてきたくじ業界であるが、そろそろマジックも終焉の時を迎えているのかもしれない。