不明瞭なLPガス料金 賃貸入居時に単価を明示すべき

不明瞭なLPガス料金については国も料金の目安を入居時に示すような通知を出しているが、その後何ら動きは無い。そもそもLPガス自体規格は統一されているのだから自由化しようと思えば出来るはずだが、全ての会社がこの運用とは限らないがその賃貸の給湯器や設備代も単価に含まれているとか、見返りとして大家のガス代無料、それを入居者が支払うみたいなおかしな構図になっているのである。そもそも給湯器等の設備はガス会社や管理会社や大家が支払うべきであるし、入居者の多くは大家のガス代の割引や無料について承諾した覚えは無い。
賃貸のLPガス会社に関しては大家のみ選ぶ権利があり、入居者側に選ぶ権利は無く変更する事も出来ない。そして入居後に高い単価を請求されるのがオチである。競争も働かないので高いのか安いのかも分からず、泣き寝入りしつつもガスを使っている人が多いのが現実であろう。お湯は使わないように出来るにしても冷たい水で風呂に入るのは無理なのでガスを使わざるを得ないのが現実だ。
それならば入居者の選ぶ権利を担保する為に、不動産会社等で物件を選ぶ際にガス方式及び単価を物件のプロフィールに入れるように義務化すべきである。一般的な料金は基本料1000円/単価500円程度であり、べらぼうに高い単価を示す物件には入居者が集まらず空室が増えていき苦しむのは管理会社と大家と言う事になる訳であり、LPガス業界も自由化して競争を促すべきであるし、不明瞭な料金については国も是正を指示すべきであろう。