宇都宮線暴行男、懲役2年判決確定 傷害で一発実刑になる珍しい例

今年1月、宇都宮線において高校生にマナーの悪さを指摘されて繰り返し暴行に及んだ男について、宇都宮地裁は懲役2年の判決を言い渡し、双方控訴せず判決が確定した。
ネット上では「判例では執行猶予が付くのが相場だ」という意見もあるが、それは昔の話であり、少なくとも裁判員裁判が始まった2012年頃から厳罰化の流れになりつつあり、執行猶予の常識は通用せず量刑も厳しくなっているのが現状だ。量刑は犯行等の様子やその後の対応等を総合的に判断して決定されるが、被害者と検察の面談で「厳罰を望みますか」と聞かれるが、その際に「厳罰を望みます。実刑にして下さい」と言えばそれだけで実刑になるような世界なのである。一方で「刑務所に入るのが良い事とは限らない。社会復帰させてあげて下さい」と被害者が言えば刑が軽くなるケースもあり得る。刑務所で罪を償うのが良いのか、社会復帰を通じて償うのが良いのかは一長一短かつ賛否両論であり裁判官も判断が難しい所がある為、被害者の供述を参考にしている感が強い。検察の面談前に加害者側の弁護士が色々提案する場合が多く今回その提案があったかどうかは不明だが「本人には支払能力がないので金数万でなんとか」と言ってくる等金銭での解決を求めようとして被害者の感情を逆撫でするケースが多い。
本人のやっていた事が列車のマナーにおいて社会通念上許されるものでないのは言うまでも無いが、年齢も圧倒的に年下の人に対して未来ある高校生を踏みつけるような暴行は決して許される訳はなく、妥当な判決が出たと言えるだろう。電車に乗る際はマナーを守ると共に、暴力暴行等を見かけた際は速やかに非常ボタンを押す等した上で鉄道社員等が間に入り速やかにその行為等を止めさせる事が重要と言えるだろう。