JR東日本は、磐越西線の山都駅~喜多方駅において、昨日の大雨により鉄道の橋脚が崩落し当分の間運休すると発表した。代行輸送は行わない。(追記:10日からバスによる代行輸送を開始した)
山都駅は2020年の乗車人員が156人、喜多方駅は喜多方ラーメンで有名ではあるものの乗車人員は654人/日であり、大赤字であるのは言うまでも無いだろう。一般的に崩落した橋脚の復旧には5~10億というとんでもない費用が掛かり、原則として鉄道会社の所有物なので鉄道会社が自腹で直さなければならない。しかしJR東も感染症の影響で懐に余裕はなく、これまでも大赤字で収益が見込めない路線が災害で破損した際にはバスによる代行輸送と銘打っておきながらそれをそのまま続けて事実上の廃線状態にしている路線も多数あるのが現状だ。一日600人であればバスでも十分運べる人数であり、今後どのような対応を打ち出すのか続報を待ちたい。
