総務省、KDDIを行政指導 総務相「初めて厳重注意」問われる再発防止策

総務省が、KDDIに対して行政指導を行った。今まで通信障害を起こした場合は局長による注意であったが、今回は事態の大きさを鑑み大臣が直接注意する形となったようで、KDDIにもその重みの違いは伝わっている事であろう。
特にサーバーの管理においては止めるのは簡単だが、動かし続ける事の方が難しいというのを知らない人は多い。勿論障害が起きてはいけないものであるが、それで会社を叩いても障害が直る訳でも無いし、起きてしまった以上素早い告知及びどのように広報するのか、原因究明及び再発防止という点が重要になってくる。絶対に止めてはいけないシステムは信号とATMぐらいであるが、それらでも度々障害が起きている以上、世の中に完璧なシステムは無いという事でありなるべく信頼性や可用性を上げる為に裏方で頑張っている人がいるという事なのである。
しかし障害を起こして注意されて終わり、と言うのもなんだかと思う訳であり、障害を起こしても注意されるだけならばと言う点で実効性が弱いという部分も否定できない。罰金制度の創設(庶民が道交法違反したら警察から反則金を食らうが通信障害にはそれはない)、あるいは携帯各社に対して全ての障害情報の開示及び全国平均の稼働率の明示を義務づける等、スマホがインフラというのであれば総務省側の法整備も必要であるのは間違いないだろう。