東大教養学部において、感染後に補講措置を申し入れたが認められず留年したという内容が報道されている。6月から100点満点の補講を75点に変更したとか、療養中にリモート授業に出席しなかった等として落単、留年になったケースもあるようだ。どこの大学にも良くあるが、必修単位を落とすと一発留年になるのは良くあるケースである。
満点の変更については「不正防止の為」としているようだが、東大に限らず国立大学の運営は学生に十分にその理由等を説明せず決定事項だからとして急によく分からない事をやるケースが多い。今までOKだったものが急にダメになるという事は、それ自体について学生に対して十分な説明が必要であり、同じ授業の同じ単位であってもある時までは認められてある時から認められず落単→留年になると言う事はその人の人生を大きく左右すると言っても過言では無いのだ。
試験の結果で判断するというのであれば補講を実施すれば良いだけであり、診断書を出したのにそれを認めず単位をあげないというのはいくら過去に不正があったと言ってもやり過ぎの対応としか言いようが無い。不正があったとして対応を厳しくしたとしてもそれとは別人かつ全く関係の無い診断書を出せる人まで拒否するというのは理解不能な対応であり、他の大学も何らかの救済措置を実施している事から日本のトップである東大がこのような事をしているという報道が広がれば学びの機会損失・ブランド損失・入学者減少等に繋がる可能性がある訳で、早急な是正を期待したい所である。
