JR東が赤字公表した磐越東線・水郡線訪問記 鉄道が地方で生き残る鍵とは?

JR東日本が沿線自治体から叩かれるリスク覚悟で初めて路線別の収支を公表しましたが、その中で磐越東線と水郡線に行ってみました。磐越西線はこちらの記事をご覧ください。

こちらは磐城常葉駅であり今回データは公開されなかったのでもしかしたらこの駅は黒字なのかもしれませんが、その手前の小野新町までは赤字区間です。無料駐車場が20台程度用意してあり、待合室も無料で使えます。

座布団が敷いてあるあたり、田舎の駅を彷彿とさせますね。ダイヤを見ると1時間に2本程度であり、全く運行されない時間帯も存在します。福島県内は震災以降国からの交付金で新たな道路が多数作られて高速に匹敵するような一般道もあるのが現実で、60km/hで信号も殆ど無いとなれば皆車に乗って移動するのは必然の運命なのかもしれません。

無人駅であり、乗る人はこの駅で無人駅証明書を発行して有人駅で精算します。

福島県内なので線量計が置いてありますが、かなり低い線量でした。

こちらは水郡線の磐城石川駅で赤字区間に含まれます。事務所のような外観が駅らしくないと感じる所で建て替えた方がいいと思う人は多いと思いますが、赤字なので出来ないのでしょう。黒字区間は駅舎を建て替えたりしますが、赤字区間は放置という事でかなり露骨に差が出ています。しかし客からすれば使いたいから使う訳で黒字か赤字かというのは経営論ベースでしかなく、廃線になれば困る人も多いでしょう。完全に無くす訳ではなく駅は残しつつも線路を撤去してバスで輸送するBRTもありますが、地元の反発は避けられない訳で線路を残したければ沿線自治体が出資し金又は人を出す、撮影やロケ地として提供する、あるいは映えスポットとして売り出すしか方法は無い訳であり経営努力が不足しているとJRを叩くのではなくどのようにすれば維持できるのか建設的な議論が必要であると言えるでしょう。