HTBエナジー、青天井料金導入で他社検討続出 市場価格を単価に反映

HTBエナジーが新たな価格制度を10月利用分から導入すると発表した。これまで「東電より5%安い」等として会員を獲得してきたが、電気の購入に掛かる金額をペイできないとして単価に上乗せする制度を導入する。

具体的には過去3ヶ月平均の当該地域におけるエリアプライスを取り込み、基準単価を差し引き、それに30%を掛けた物を客の単価に上乗せする。エリアプライス全額をそのまま客に請求する訳では無いので注意。例えば東京エリアのエリアプライスが22円で250kWh利用の場合、(22-12.1)×0.3で月742円が上乗せされて東電とほぼ同額か少し値上げされる程度になる。しかし、エリアプライスが30円・40円と上がっていくと東電より差は開く事になる。当分無いとは思うが、逆にエリアプライスが基準単価より低くなった場合には請求金額から差し引き値下げとする。新電力の中には燃料価格が高騰したとして一方的に契約を終了して後は知らないという会社もありどこも契約を引き受けてくれず大問題になっているのが現状であり、価格を上げてでも電気の供給を継続するというのは事業者として当然の判断と言えるだろう。この会社は元々東電より安いを売りにしており、初期に契約した人だと今の東電単価より10%ぐらい安い人もいる訳で、今回の新制度(値上げ)を理解する人も多い。同意しないならこの制度が始まるまでに解約してねとしているが、実際は殆どのユーザーが継続する可能性が高い。未来の市場価格の話なのでいくら値上がりするのはハッキリ示しておらずボカしている点が解約を増加させている可能性もありうるが、イメージとしては再エネ賦課金とほぼ同額分と理解しておいた方がいいのかもしれない。