なぜauは大炎上を免れたのか 明暗を分けた障害第一報を比較

政府は電電公社好きなのかauを叩きまくっているが、ネット民は「社長会見で評価爆上がり」「解約しようと思ったけど社長の誠意が伝わったので継続します」等としてauを評価する声が多い。この手の会見は正常性バイアスが働き必死に反論し会社には問題無いと言い張って炎上するパターンが多いが、今回はトップが会見に出てきて責任は私にあるとして会社側が全面的に非を認めた事で火が収まっていった側面もある。また、テレビも大スポンサーである事から擁護に走り大きく報道しなかった部分があるのも不幸中の幸いだろう。

ドコモとauの障害及び事業者の対応を比較すると、上のようになる。ドコモは影響時間を2時間20分・影響人数は100万人として重大事故には当たらないと主張、補償も否定した。一方、auは影響時間を約86時間とした上で、影響人数は全回線の3900万人とし、総務省の重大事故という判定については「私共も重大事故と考えている」とし、補償についても検討するとした。第一報の時点で影響範囲を全国の全回線と大きく見積もった部分が良かったのだろう。マスコミが焦って電話も全部回復とか報道したりしてかえって混乱が生まれた部分はあったものの、公式には障害発生時から余裕を持って24時間追加し、ほぼ全端末が通信出来る事を確認できた7/5 15時までの約86時間を正式な障害時間としているようだ。総務省は「情報発信が不足していた」と叩いているが、社長も夜中の3時や4時に叩き起こされ、マスコミも深夜に報道し、障害情報を公式ページのトップに掲載という点では満点とまでは行かないが80点ぐらいの合格点を与えられるぐらいの対応になっているのではないだろうか。キャリアにとって一番出したくない、隠したいのが障害情報であり、障害についてはすぐにツイッター等に書かれるので嘘をついたり過小報告したりごまかしても仕方ない訳で、他キャリアも含めて時代に合った障害発生時の伝達方法を検討してもらいたいものである。