今更聞けない通信用語 ボルテ(VoLTE)って何?通信障害で話題

一般の人が聞いてよく分からない用語がボルテと輻輳であろうが、輻輳は以前解説したので今回はボルテについて解説する。VoLTE(ボルテ)というのはVoice over LTEの略であり、LTE通信網を使って音声をデータとして扱い音声通話を行う方式である。
ではなぜ今回の障害で音声の復旧が長引いたのだろうか。答えは簡単で、1秒や2秒しか通信しない通常の通信と異なり、音声通話というのは発信して相手まで全て届かないと通話は成立せず、しかも通話している時間分少なくともトラフィックを確保しておかなければならずLTEネットワーク網にとって負荷が大きいのが音声通話であると言えるだろう。
例えばこれを高速道路に例えると、通信は1インターで降りる人、通話は東京~仙台まで大型トラックでぶっ通しで乗るような人であり、どちらが高速道路にとって負荷が掛かるかは言うまでも無いだろう。とはいえ1インター間であってもその部分で事故等が起きていれば当然渋滞する事になる訳で、障害時にはテスト目的の通話及び通信等も含めて余計なトラフィックを飛ばさない事が重要であり、「障害時の客への呼び掛けマニュアルは作成していない」という事であったが、この辺も通信会社は呼び掛けていく必要があるだろう。
auは「障害情報はホームページに出していた」と言っているが、記者も指摘していたとおり障害が起きるとホームページは見れない。普段157で変なDMばかり送っているのだから、このネットワークを使う等してSMSで端末に障害情報を直接配信する等の仕組みを整えてもらいたいものである。