「底辺職業ランキング」でネット炎上、記事削除 厚労相コメントすべき

就活情報サイトが「底辺職業ランキング」なるものを公開していたとしてネット炎上、運営会社は即記事を削除した。具体的には述べないが10数個の職業を列挙した上で「資格を取りましょう」という論調に持ち込んでいたようである。資格を取ったから良い職業に就けて人生バラ色かというとそれも違う気がしますけどね。資格持ちでもそのランキングされている職業に就いている人はいます。
同じランキング関連で、過去に魅力度ランキングについて発言していた群馬県知事の発言である。今回のランキングにも同じ事が言えるだろう。
ランキングそのものを否定するつもりはなく、世の中には様々なランキングがあって良いと思うし、前向きな性格なのでそれなりに根拠のある良いランキングだったら色んな事を学んでもっと伸ばしていこうという前向きな考え方が出来るのですが、この都道府県魅力度ランキングという物は魅力度ランキングという名称に耐えられるような信頼性の高い物ではないという事なので、本来であれば別にあまり気に掛けたくないんだが、NHKまで取り上げるので、そこにはある程度社会的影響力がある物ですからそのままスルーできないという事で結構冷静にコメントした。要は問題にしているのは、社会的な影響力のあるランキングというのは説明責任が伴うので、それが十二分に果たされていない。25位から47位まで7点差というのは統計の専門家も誤差の範囲と言っていて、誤差の範囲で動く物を何故下位の方まで出さなければいけないのかというのは皆さん疑問を持っていたのですが、私が期待していたのはそれに対する反論ですが、それに対しての反論が一切なされていない。理論的に言えば前後を動かしても分からないし、ランキングの考え方というのが全然発表されてない訳ですよね。公開されていない。なぜこっちが44位で45位なのか公開されていないのでそれはちょっとおかしいんじゃないのかと。このランキングが極めて魅力度という物を反映している物ではなく杜撰だし信頼度が低いという事を県民の人にも国民の人にも理解して欲しいし、メディアの皆様にも正確に理解して欲しい。法的措置という言葉だけが走ったが、このランキングは統計学的に言っても正確に反映した物では無く信頼度が低い。杜撰なもの。その為に法的措置が有効であれば検討していく。その中でランキングの信憑性が議論される訳で、必要があれば検討していくという意味。
年収も職種も世の中人それぞれであるが、それぞれの人が能力を発揮できるのであればどんな職種でもいいのではないだろうか。黒髪が素晴らしく茶色はダメだとかと言っているレベルは同じである。その人が満足していないというのであれば問題であるが、本人が満足しているのならばそれで問題なく全く事情を知らない赤の他人に勝手に職業をランキングされて底辺かどうかをジャッジさせられるのも不快でしかないだろう。知り合いに誘われたとか家業を継いでいるとか、家計を支えるために必死に頑張っている人もいれば、夢を追いかけている人もいれば、本来なりたい職種を目指してそのランキングされている職種に就いている、あるいはそのランキングに含まれてはいるが他業種より給与が良いから続けているとか、社長の人柄が良いから続けている、福利厚生が良いから続けているとか様々な人がいる訳であり一概に「職業」の一括りだけで底辺かどうかを決めつけるのは極めて不愉快で短絡的な議論であるとしか言いようがない。
ハローワーク等を運営し職業を管轄する厚労省も、ネットで誤った認識が広がらないように速やかにこの問題について調査し「就活の教科書」を運営する運営会社に対して再発防止等を含めた指導等を行うと同時に「どんな職業も皆平等である」「特定の職業を贔屓する行為」「特定の職業を”底辺”等と見下す行為・職業をランキングしたり差別する事は許されない」とはっきり発信すべきであると言えるだろう。